リフォームには時間やお金がかかることから、そのタイミングを迷ってしまう、という人は多いです。そこで今回は、リフォームをするタイミングについて解説していきます。
1 リフォームには2つの目的がある
1-1. メンテナンス
まず、リフォームの目的について明確にしておきましょう。リフォームには大きく分けて2つの目的があります。1つは、メンテナンスです。家の部位ごとに、耐用年数があります。それが修繕=メンテナンスの目安になります。たとえば、水周りは15年程度、外壁塗装は10年程度と考えられています。この時期にリフォームを行えば、大掛かりな工事になることなく、効率的な作業で家の寿命を延ばすことが可能になります。
1-2. ライフスタイル
もう1つの目的は、ライフスタイルです。生活は、その時期によって変化していくものです。たとえば、子どもが生まれたり、二世帯になる場合などです。購入時は夫婦2人であっても、住む人が増えることによって、それに応じて部屋数の増大が必要になったり、場合によってはバリアフリーにする必要が出てきます。
2 リフォーム目的に応じた適切なタイミング
2-1. メンテナンス
メンテナンス目的でのリフォームの場合、なるべく早めに動くことが大事です。何か故障や欠陥が出てからでは、生活に支障をきたす恐れがあるためです。たとえば、水周りが劣化して水が出なくなっては、食事やお風呂など日常の生活に不便が生じます。耐用年数は、部位や家の構造、周辺環境によっても変わってくるものです。あらかじめリフォーム会社などに相談をして、メンテナンス時期の目安を把握しておくと、早めの行動ができて安心です。
2-2. ライフスタイル
ライフスタイルに合わせてリフォームを行う場合も、やはり前もって予算を考えておくことが大切です。それこそ、子どもが生まれる、二世帯住宅になる、定年退職で家にいる時間が増える、などの変化は、あらかじめ予期できることが多いです。であるならば、事前にそれに合わせたリフォームを想定しておいて、かかる予算を確保しておくようにすると、リフォームにもスムーズに入ることができます。
3 目的を考えて、早めに準備をすることが必要
このように、リフォームを行う際には、その目的を考えて、なるべく早いタイミングで準備を始める、ということが大事になってきます。