日本の伝統的な「和室」。
住まいの西洋化が進んでいくなかでも、和室の文化は廃れることなく、必ず家に一部屋は欲しい、と考える人が多いです。
特に近年では、独立型の和室であったり、LDKの一部を畳にするといった間取りも採用されています。
洋室とより馴染む畳も作られるようになっています。今回は、リフォームの参考にもなるように、色々な和室を紹介していきます。
1、和室のタイプを知ろう
和室には大きく分けて、3つのタイプがあります。
・個室タイプ
これが一番ポピュラーなもので、昔からあるタイプです。
床の間があって、京壁が使われていることも。ふすまや障子を付けることが多いです。
独立していることもあって、友人や親戚が来たときに、ここを客間として使うという人も多いです。
・半個室タイプ
リビングなどの一部を和室にするものです。可動式の建具などで仕切ることによって、完全に独立させたり、逆にオープンにしたりと自由自在です。
和室の部分だけ小上がりにして、スリッパを脱ぐようにする、ということも多くなっています。
・オープンタイプ
半個室タイプでは、可動式の建具などで仕切ったり、オープンにしたりできました。
オープンタイプはその名のとおり、仕切りを設けずに、常にオープンにしておきます。
和室とLDなどが、見た目にもずっとつながっているわけです。
このときは、縁なしの畳や琉球畳を使って、フローリングとの調和を図ることも多いです。
小さな子どもの遊び場として使用する家庭も多くあります。
2、和室は機能性が高い
和室にも機能性の高さがあります。たとえば、小上がりの和室であれば、その下の空間を収納に活用できます。
床下にスペースがあるわけですから、かなり長いものでも収納できるというメリットがあります。
お父さんの釣竿が邪魔で仕方なかったというような場合には、こういったスペースを利用すると良いです。
和室には地窓をつける、というケースも増えています。そうすることで、通風や採光の機能が上がります。
足元の窓なので、外からの視線が気になる、といった心配もありません。