築年数が長くなってきて、直したい箇所が増えてくると、建て替えをしたほうがいいのか、それともリフォームをしたほうがいいのか、迷うことがあります。
そこで今回は、建て替えかリフォームかの判断ポイントについて解説していきます。
1 建物の基礎部分がしっかりしているか
良い材料を使っていて、丁寧に建てられている家であれば、基礎部分や土台、柱がまだ継続して使用できることも多いです。
一方で、質の良くない家であった場合には、土台が腐食してしまっていたり、基礎が劣化して傷んでいることがあります。
このように、家の基本部分がまだしっかりしているのか、あるいはそうでないのかが、建て替えかリフォームの判断基準となりえます。
まずは、家の状態を把握するために、調査を依頼しましょう。その際には、あと何年この家に住み続けるつもりなのか、といったことを明確に伝えることも必要です。
2 リフォームと建て替えの特徴を把握する
「リフォーム」でも間取りの変更は可能です。しかし、構造的なトラブルがある場合、リフォームで間取りを変えるのが、難しいことがあります。
できたとしても、建て替えの費用とほとんど変わらないことも。
安上がりだというイメージだけで、リフォームを選択するのは禁物だというわけです。
一方で、建て替えの場合、自由度が大きいです。ただし、建物の費用だけではなくて、解体や仮住まい、登記の費用が別途かかってきます。
こういったことを含めて、建て替えかリフォームの判断をしていくことが重要です。
3 土地にかかる規制を理解する
建築基準法や地域の条例の改正によって、増築リフォームが許されないことがあります。土地に、どういった規制がかかっているのか、あらかじめ判断しておくことが必要です。
これは、市役所で調べることが可能です。マンションの場合には、管理規約をチェックすれば分かります。
また、リフォーム会社に希望しているプランを伝えて、それが可能かどうか、規制を調べてもらうこともできます。